実は、昨日、激烈な頭痛に見舞われました。
歩くとその振動で頭が割れるように痛い!階段なんて地獄!
寝ても起きても痛くて悶絶!
どうしよう!!
…今日は、そんな頭痛から、漢方の力を身をもって体験できた話をしたいと思います。
もくじ
頭痛とコンビニと川芎茶調散
史上最強レベルの頭痛と戦うこと半日…夜まで耐えていましたが、このままでは寝れない!何とかしなければ…と、コンビニに頭痛薬を買いに行きました。
しかし。
…ない。3件めぐりましたが、ない(仕方ないのでアイス買って帰りました)。
”なぜだ!!痛いのに、わざわざ買いに行ったのに…ない!!!”
”噓でしょ⁉何でよ!!!”
別に誰が悪いでもなくて、むしろ買える時間に薬局に行かなかった自分が悪いのですが、こういう時、何かに当たりたくなりますよね。止まらないイライラ。
”もう、今日は寝れない。明日も仕事なのに。終わった…。”
失意のまま帰宅すると、キッチンに置かれた一包の漢方。
川芎茶調散(せんきゅうちゃちょうさん)
そうです。実はこの漢方が1包だけあるということは知っていました。
にもかかわらず、私は、第一選択として飲まなかったのです。
恥を忍んで正直に言います!
”1包しかないし、きっとすぐ効かないし、だったら西洋薬を買った方が確実!”
と思って、放置していました。
東洋医学を勉強している身でありながら、恥ずかしい限りです…。
ですが、この後この漢方がが私の救世主になるのです!
ダメもとで飲んでみた川芎茶調散。すると5分とたたないうちに、
”あれ?痛くないかも?頭動かしても、痛みが小さい!”
”えっ?こんなにすぐ効くの?”
と、あまりの効果に驚き、川芎茶調散について速攻で教科書調べました。
さっきまで、動くこともままならなかったのに、教書を調べられる喜び!!
すごいぞ川芎茶調散!
川芎茶調散の成分は?
川芎茶調散は
・主な適応は頭痛
・体力にかかわらず服用可能
・即効性があり、発作時は頓用で利用可能
という、慢性頭痛の人の頭痛発作に使われることが多い漢方です。
製剤の構成生薬は、
となっております。
さらに、
頭痛頭の横が痛い、頭の後ろが痛い…等、色んな部位の頭痛を改善することができる、まさに頭痛に特化した処方なのです!
川芎茶調散はどんな時に効くの?
一言で頭痛といっても、その原因によって、効く漢方が違います。
川芎茶調散は、以下のような病状の時に著効します。
①風邪が厥陰経に入ったことより
②肝の気血の流れが悪化
③すると風邪が外に出ようとして頭に上昇
④頭の気の流れが阻滞
⑤頭痛
今回の私の頭痛の背景を分析してみると、
①前日は風が強くて、風邪に晒された
②貧血もこの1週間悪化
③ストレスがすごかった(過労、睡眠不足)
まさしく、上記の図のような状態だったのです!!
これは、証にばっちりはまってますから、効きますね(*´▽`*)
今回、コンビニに薬がなかったことで、すごく勉強になりました♪
やはり、人間万事塞翁が馬ですね!
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